■不妊症とは、「妊娠を希望している夫婦が正常の性生活を行っているにもかかわらず、二年を経過しても妊娠しない場合」と定義されています
女性側の原因としては、無排卵性月経や黄体機能不全などの卵巣を中心としたホルモン障害、子宮発育不全や子宮内膜症などの子宮を中心とした器質的障害、あるいは卵管狭窄、卵管閉塞などの卵管障害が考えられます。また、精神的な原因によって起こる場合もあります。
男性側の原因で多いのは、精液中に精子が無かったり、精子の数が少ない、精子の運動が悪い、また、精子が通る精管の閉鎖などがあります。
あとは、様々な不妊検査を行ったにもかかわらず、原因が不明な場合などもあります。
○検査としては
女性側の検査
超音波検査
子宮の形や子宮筋腫の有無などを調べたり、排卵周期にあわせて検査を行い、卵胞の発育や子宮内膜の厚みなどをチェックする
ホルモン検査
妊娠に関係のあるホルモンが正常に分泌されているかどうかを調べる
子宮卵管造影検査
子宮内に造影剤を注入して、子宮の大きさや卵管の通過状況を調べる
腹腔鏡検査
子宮内膜症の疑いがある場合などに腹腔鏡を用いて、子宮や卵管に異常がないか調べる
頸管粘膜検査
排卵期の頸管粘膜を採取し、粘膜の量と性状を調べる
ヒューナーテスト
排卵の時期に性交し、その2〜3週間語の子宮頸管内の精子の数や運動性を観察する。このテストで抗精子抗体の有無を調べることができます
などがあります
男性側の検査
精液検査
精液を採取し、精液の量や、数、運動性、形状などを調べる
精巣検査
精液検査で異常がみられた場合、触診で精巣の状態を調べる
ヒューナーテスト
などのような、西洋医学的な検査がありますが
鍼灸(東洋医学)での、不妊症に対する目的としては
卵巣や脳のホルモン機能障害と、原因不明などの不妊に対して、冷えや自律神経やホルモンバランスを調えることにより、卵巣機能を回復するなど、全身状態を調えることです
具体的には
○卵巣機能の向上による、質の良い卵の確保
○子宮への血行促進により子宮内膜の厚さの確保
○精神的ストレスの改善により自律神経やホルモンバランスと調える
○骨盤内の血流を増加させることや、骨盤内の滞った古い血(お血)を改善させる
などが目的となります
不妊治療というよりも、妊娠に備えた体つくりのお手伝いを鍼灸をとおして目指します
実際に、アメリカなどの先進国においても、鍼灸治療による不妊症治療が人気を集めてきているようです
不妊で鍼治療に人気―米国
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